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『小さき勇者たち〜ガメラ〜』〜トトが可愛い〜
2006年公開(日本)
監督、田ア竜太 脚本、龍居由佳里
  


 33年前、自爆して町を守ってくれたガメラ。その町に、再びガメラ、そして新たな怪獣が現れる。
 男の子が拾った亀は実はガメラだった――。ガメラと少年の交流を描いた作品。




※ネタバレあり



 平成ガメラ三部作後に、まったく新しい世界観の「ガメラ」として作られた作品です。

 この作品は、ガメラがとにかく可愛いし、いい話なのですが、数年ぶりのガメラ復活! 映画館行くぞ! という心づもりで行って観た内容としては、もっとガメラ闘ってほしかったなとか特撮派手でもよかったんじゃないか、とは思いました。

 ガメラ、ずっといじめられていて、ちゃんと攻撃するのは最後の最後だけだったし……。
  でも、こういう難しいことを考えずに観られる子供向け映画は、たまに無性に見たくなります。
 トトがうちの猫みたいな目つきで可愛かったのと、お父さんがめっちゃいいお父さんだったのがよかったです。


 以下は細かい感想。

 今回のガメラはとにかく可愛いので、ギャオスに襲われるところとかが可哀想に見えてきます。
 だからこそ、「がんばれ!」と応援したくなります。
 よく思い切ってあのMax格好良くなったガメラを子供向けに戻したな〜と。これはこれで素晴らしい判断だと思います。

「ケロロ軍曹」がやたら推されているのが気になりました。このころ流行っていたのだと思いますが、タイアップでもしていたのかな?(笑)

 怪獣映画というより怪獣の出てくるジュブナイルだなと思いました
 なんとなく映画「ジュブナイル」を無性に観たくなりました。

緋色真珠」というのが中二病っぽくてワクワクします。

 お母さんは交通事故で死んでしまっているのですが、お父さんがまださりげなく結婚指輪をつけているところにグッときます。

 ガメラもですが、ガメラになる前の亀(トト)が可愛らしいです。
 夢の中で空を飛ぶシーンがシュールです。

 主人公(透)はトトを「お前やばすぎだから」と拾ってきたところに戻そうとします。
 捨てるのか! 一度拾ってきて、なんと無責任な(´;ω;`)  いやまあ確かにやばすぎるけど!
 トトがついてくるところがけなげです。
 トトが交通事故に遭いそうになったとき、透は助けてやっぱり家に連れて帰ります。
 交通事故で亡くした母親に重ねたのかもしれません。

 だんだんと大きくなってくるトト。トトの切なそうな眼がまるでかぐや姫のようです。

 怪獣きたーー!  意地悪そうなエリマキトカゲです(ジーダス)。
 デザインは凶悪で、舌を伸ばすという特殊技もあってよかったと思います。

 ここにいなくなったはずのトト登場。でかくなりすぎやろ。
 でもまだ顔が幼くて可愛いです。
 闘ってやられる姿が痛々しく見えてしまいます。まるで嫌な大人が子供をいじめているようです。意地悪怪獣め!

 トトの目のくっとした感じが「遊びじゃないよ」のカンちゃんみたいです。

 自衛隊に取り囲まれて運ばれるトト。可哀想に……『遠い海から来たクー 』の、運ばれていくクーを彷彿とさせます。
 閉じた目が何とも言えません。

 走って追いかけてくる子供たちに呼びかけられて目を開けます。トトは表情のある目が素敵です。「目は口ほどに物を言う」というのは本当だなと。

 トトを無理やり成長させようとするところは胸が痛くなります。
 どうすればジーダスと闘わなくて済むのか……そんなことは無理なのはわかっているのですが考えてしまいます。

 透が「トトだってまだ子供だ」というのは、怪獣相手でも生き物にたいする労りの気持ちを感じることができてよかったです。

「大きくなったトトは、もうお前の知っているトトじゃなくて、ガメラなんだよ」
「違う、トトはトトだよ」

 これは気持ちとしてよくわかります。

 子どもたちが出陣するところは盛り上がります。

 そして再びジーダス出現。何なんだよ、何が目的なんだよ!(涙)
 まるで『ルドルフとイッパイアッテナ 』のデビルのような意地の悪さです。
 トトの目もなんだかルドルフっぽいし、大型犬と子猫の喧嘩を見ているようなハラハラした気持ちになります。
 それにしても、トトのいる名古屋まで現れるなんて、執拗な追跡です
「やられたらやり返す」って感じですね。悪辣です。

 トトはさらに成長して、だんだんと「ガメラ」になります。
 それでも目だけは可愛いままです。

「トト!」と呼びかけられて透を一瞬だけ見るところがいいです。

 お父さんが「心配かけるな!」と透を怒るところは感情が伝わってきてよかったです。現実だと体罰は反対派ですが、フィクションならこういう時のビンタは演出効果があると思います。

 お父さんは透に逃げるように説得します。

「みんなが逃げるためにガメラは戦っているんだ。トトじゃねえんだ、あれはもうガメラなんだ」
「あれはトトだよ」

 透くん、ちょっとトリップしている感じです(笑)。

 一代目のガメラは自爆して死んでいます。だから透も、トトが怪獣と闘ったら自爆してしまうのではないかと気にしています。
 それは当然の懸念だと思います。自分が親代わりになって育てた相手を、わかっていて死出の闘いに出すことなんてできません。

 麻衣がトトに赤い玉を託そうとするのですが、気の触れた人みたいな扱いになっていました。

 そして、ここから「子供たちのリレー」につながります。

 こう言っちゃうとなんですが、とてもシュールに感じました。
 なぜ彼らはこんなに必死になるのか。
 子供同士は言葉がなくとも心を通わせることができるということなのでしょうか。
 当然とリレーしている姿が、BGMも相まって何だかちょっと怖かったです。

 まだ子供なのに必死に闘うトトがけなげで泣けてきます。

 お父さんは透に言います。

「いいのか? お前の手で、殺すことになるかもしれないんだぞ」

 この台詞は作中でもかなり胸を打つものでした。
 関わるということは当事者になるというであり、相応の覚悟が必要なんですね。
「ただ遠くから見守るか」
「自分も当事者になるか」
 お父さんは透の覚悟を問うているのですね。

 そして、「お父さんも小さい時にガメラに会っているんだもんな」と、お父さん側の心情を考えさせられました。

「トトは自爆なんかしない」
「俺たちがさせない」

 今回のガメラは、活躍が少ないのがちょっと不満点です。ちゃんと成長したガメラになるのも最後の最後ですし。
 怪獣映画は怪獣映画だから、テーマばかりが前に出てはバランスが悪くなっちゃうよなあと思いました。「怪獣映画」で観たいのは「怪獣」なのです。「ガメラ」で観たいのは「ガメラ」なのです(これは『シン・ゴジラ』でも思いました)。

 そして、この赤い玉はいったい何なんだろう? と、終盤になって今更ながら気になりました(笑)。

 トトはガメラの生まれ変わりなのか? 実は生きていて小さくなって英気を養っていたのか? そのあたりも気になります。解釈の仕方はいろいろありそうです。

 そして、トトに赤い玉を渡す寸前の、透がトトに話しかけるシーン。
 な、長い……。

「生きるための石だ」
「生きるんだぞ」

 というところはよかったです。

 語りが終わるとちょうどよく襲ってくるジーダス。待っていてくれたんだね!

 赤い玉を受け取って、完全体ガメラになるトト。トトが「ガメラ」に完全になるのってラストだけなんですよね。もっとガメラとしての活躍が観たかったです。

 自衛隊に逃げるように言われる透。

「あれは自爆の兆候なんだ」
「トトは、自爆なんかしない」

 だめだこいつ、早く何とかしないと。

 そして、必殺「トトインパクト!」!!(火球攻撃)

 一発で決めちゃいました。

 いやな政治家から子供たちが、ガメラの盾になるところが「大人VS子供」という感じで、わかりやすくてよかったです。
 ただ、子供たちがどこからともなく集まってくるところは、ちょっと怖かったです。

「さよならガメラ」

 最後にガメラが空に飛び立ち、透たちとお別れするところはしんみりしました。

 どのような話でもですが、動物とのお別れは胸を打ちます。
 辛いけれど、ガメラと一緒に暮らすことは無理がありますからね……。

 そして、ジーダスとは結局何だったのか?
 どこから来たのか?

 わからなくてモヤモヤします。

 

 いろいろ書きましたが、新たなガメラとして楽しく観ることができました。
 子供のことを第一に考えたことが伝わる映画だったと思います。ガメラは子供の味方!

 余談ですが、今回は、「模倣犯」を見て、その後「シン・ゴジラ」を再鑑賞して、津田寛治さんつながりで「小さき勇者たち〜ガメラ〜」を再鑑賞した流れでした。
 津田寛治さんは「模倣犯」では栗橋浩美(ヒロミ)という悪い奴を演じています。
 今作品では、主人公のお父さん役を演じています。

 なので、 ヒロミくん、いいお父さんになったじゃないか(笑)。ということも思いました。
 お姉ちゃんの件もなく、ピースに出会うこともなかった時間軸のヒロミくん。こんな風に幸せになれた世界があればと、ちょっとアレなことを考えてしまいました。




 

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