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『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』〜推理よりアクション〜
2016年出版(日本)
監督、静野孔文 脚本、櫻井武晴 原作、青山剛昌
  


 警察の機密データを盗もうとしていた謎の女は、カーチェイスの末に記憶喪失になってしまう。記憶喪失のままコナンや少年探偵団と触れ合っているが、灰原は彼女が黒の組織のNO.2ではないかと疑い始める――。




※ネタバレあり

『名探偵コナン』劇場版の記念すべき20作品目。
 コナンの感想は『戦慄の楽譜』以来です。あちらの感想ではいろいろと違う作品のこともまぜこぜして書きましたが、今回は純粋に『純黒の悪夢』の感想です。

 まず、しょっぱなに警察の機密データを盗もうとしている女性が現れます。

 黒髪ボブ・セクシーな口元・上品な服装――好みの女だーっ!!
 と思ったら、カツラでした……。

 この女性が映画内では重要なポジションとなります。

 コナンの映画は毎回、やたらとアクションに凝っていますが、今回もそこは健在です。
 
アングル含めてかなり格好いいです。

 女性、ビルから飛び降りる! いやいやいや、人間かよ!?

 そして派手なカーチェイスに突入します。
 公安の安室さんが登場。今回は黒の組織のメンバーや、公安、FBIの人たちが大勢出てくる豪華キャストとなっています。

 女性は黒の組織の人間のようですが、カーチェイスの末に事故に巻き込まれて記憶喪失となります。

 記憶喪失となった女性と、コナン&少年探偵団が出会います。
 コナンが警察に保護してもらおうとすると、女性は激しく嫌がります。
 コナンは女性に「警察には連絡しないよ」と言うのですが……。

「本当に警察に届けないの?」(灰原)
「んなわけねーだろ」(コナン)

 ひ、ひどい。

 コナンと女性たちは一緒に遊園地を楽しむのですが、トラブルで元太が高所の窓から落ちてしまいます
 それを飛び降りて助ける女性。
 このシーンでのスタッフや周囲の人の反応の薄さに笑います。
 こんなに簡単に済んでいいトラブルなのかよ!
 あそこから落ちて、飛び降りて助けたんだぞ。もっと驚いていいはずだろ! と、言いたくなるような反応なのです。
 
落下事故といい、いろいろと大問題の遊園地です。

 灰原は彼女の左右の目の色の違いや、素人離れした立ち居振る舞いから、「黒の組織」の人間ではないかと考えます。
 片目が義眼のナンバーツー、ラムではないかと。
 記憶を絶対に思い出させないようにと灰原はコナンに訴えます。

「私やあなただけじゃなくて、あの子たちまで消されてしまうかもしれないのよ」

 子供たちをこんなに心配するようになるなんて……灰原も性格が丸くなったものです。ちょっと感動してしまいました。

 彼女の目は義眼ではなく、黒いコンタクトレンズをしていただけだということが判明します。
 しかし、彼女が口走っていた単語から、ラムではないものの、やはり黒の組織の人間であることをコナンは確信します。

 阿笠博士にスマホの内部データの修復を当たり前のように頼むコナンが怖いです。プ、プライバシーの侵害!
「できるはできる」と答える阿笠博士も怖いです。

 女性はコードネーム「キュラソー」といい、警察庁に情報を盗みに入った人間であることがわかります。彼女が盗んだ記憶媒体を取り戻すために、公安が彼女を保護しに来ます。

 世界中でノック(スパイ)を殺している黒の組織の人たちが出てきます。
 謎の女性が残したメール「スタウト、アクアビット、リースリング、あなたの気にしていたバーボン、キールは」を情報源として、スパイを殺しているのです。
 このあたりの演出が格好いいです。

 ウォッカ登場! ということは?
 当然、ジンも登場!
 コナンのキャラクターだとジンは昔から好きでした。あの目立つ風貌で普段はどういう生活をしているのかとても気になります。途中から髪の色が変わったことだけは解せません(銀髪は格好いいですが)。

「脅し? 俺がそんな可愛いことをすると思うか?」

 これは名言。日常でさらりと使いたい。

 そして、安室と水無はスパイとの嫌疑をかけられ、捕らえられてしまいます。実際、そうだから仕方がないと言えば仕方がないのですが……。
 ジンに銃を向けられ、ピンチの二人。
 そこにメールの続き「二人は関係なかったあんしんして」が送られてきて、暗殺は中止になります。
 これはコナンが送った偽のメッセなのですが、まんまとごまかすことに成功したのです。
 しかし、こんなメッセが来ても、「いやいやちょっと待て」とならないものでしょうか。こんな簡単に信じてしまうものでしょうか。
「こっちはここまでやっとるんやぞ、この後この二人とどう人間関係を築いたらいいんだよ、気まずいじゃないか」って、気分になりそうです。
 まあ、この組織の人たちは何も気にしなさそうですが……。

 安室と水無が助かったのは、FBIの赤井さんの手助けもあってのことでした。赤井を目の敵にしている安室はそれが気に入りません。
 大事な任務の最中だというのにつっかかります。

「どういう了見で僕たちを助けたのか」

 赤井へのつんけんした態度が青臭くて非常によろしいです。
 さすがは「出て行ってください、僕の日本から」などという名言を残しただけのことはあります。
「僕の日本」という言い方が、ルド(『ルドルフとイッパイアッテナ』)がリエちゃんを「僕のリエちゃん」と称するのを思い起こさせてくれてほほえましいです。

「言ったはずだ。狩るべき相手を見誤るなと」

 突っかかってくる安室を赤井はたしなめます。本当にそうだよ、こんなことをしている場合かよ!

 そして、キュラソーは記憶を取り戻します。一緒にいた公安の首を太ももで挟んで一発で倒す姿が鮮やかです。
 ベルモットに「後からのメールはあなたが送ったの?」と聞かれ、キュラソーは「ええ。何か問題でも?」と答えます。
 コナンをかばったのです。胸を打たれます。

 そしてキュラソーは、組織に帰ることをやめ、逃げることにします。それは、コナンや灰原、少年探偵団たちを過ごした時間が楽しかったから。
「黒の組織」裏切り者だらけで大変ですね……ベルモットですら、新一や蘭に恩義があって情に流されるし。こんなことで本当に大丈夫なのでしょうか。

 そして、キュラソーが乗っているはずのゴンドラを、ヘリコプターからアームを伸ばしてつかんで運ぶと。
 ゴンドラごと運ぶとは……やっていることがロケット団みたいです(笑)
 名探偵コナンは現代日本を舞台にしているわりに、黒の組織関連だけは浮世離れしていて、燃えたり萌えたり困惑したりします。
 同じ現代を舞台にしていても、ルパン三世だとこういう展開も気にならないので、この差は何なのかな〜と考えます。

「キュラソー!」

 いかにも苦々しげなジンのつぶやきが面白いです。本当に、キュラソー困ったちゃんすぎますね、組織の側から見れば。
 ここまで大がかりにして助け出しに来ているというのに。

 そして、観覧車に仕掛けていた爆弾は安室に解除されてしまいます。
 爆弾のボタンを何度も押すジン。反応がない……。

「ふふふふ」

 ジンさんの笑い声が怖いです。ついに、静かにキレたか。

「浴びせてやれ、キャンティ、弾丸の雨を」

 ジ、ジ、ジンさんご乱心!


 コナンは赤井のアドバイス・安室の協力を得てサッカーボールで黒の組織のヘリを破壊します。ヘリを壊された組織の方々は墜落しないうちに逃げることに。

 サ ッ カ ー ボ ー ル 最 強 伝 説 。

 その後、観覧車が落ちて遊園地を転がり始めます。このままでは少年探偵団はじめ、お客さんたちが潰されてしまいます。
 観覧車を止めるために動くコナン。安室がコナンを投げて、赤井が受け止めます。いがみあっていた(というより安室が一方的につんけんしている)公安とFBIがそれぞれの立場からコナンを助ける展開が熱いです。
 伸縮自在サスペンダーで観覧車を固定して止めようとします。一体どれだけ伸びるのか、すごすぎます。
 そして再びサッカーボール。巨大化させたサッカーボールで観覧車の動きを止めようとします。

「ふくらめ、もっと早く。もっと大きく」

 サ ッ カ ー ボ ー ル 最 強 伝 説 再 び 。

 それでも進行は止まりません。

 最後はキュラソーが重機を運転して観覧車へ特攻。ようやく動きが止まります。
 キュラソー自身は爆発に巻き込まれて亡くなってしまいました。
 劇場版で、本編に影響が出るような展開を入れるわけにはいかないし、彼女の最期はこうなるしかなかったんだよなあ……とは思うものの、悲しいラストでした。

 焼けたキュラソーの遺体の傍らからは、焼け焦げた手のひらサイズの物体が見つかります。これは、少年探偵団と屋台で手に入れたキーホルダーでした。

 公安の人「これは……まさか記憶媒体?」
 コナン「いや、記憶じゃない。思い出だよ」

 コナン「焼け焦げちまったけどな」

 完。

 推理が一切なかったね!!!!

 でも個人的には満足できる作品でした。アクション格好良かったし、普段出てこないレアな人たちがたくさん出てきたし。
「いや、記憶じゃない。思い出だよ」というのは、心に響きました。


 


 
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