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『るろうに剣心』を見て
2011年公開(日本)
監督、大友啓史 脚本、大友啓史・藤井清美 原作、和月伸宏 主演、佐藤健・武井咲

 動乱の幕末。「人斬り抜刀斎」と呼ばれ恐れられる暗殺者がいた。それから十年後、動乱は落ち着いた明治時代。元抜刀斎・緋村剣心は「不殺(ころさず)」の誓いを立て、弱き人を助ける流浪人として生きていた。
 そんな中、剣術道場の娘、神谷薫と知り合った剣心は、アヘン密売や偽抜刀斎の出現など、事件に否が応でも関わることに……。



※ネタばれあり



 続編で京都編をやるというニュースを見たので、剣心の実写映画版を見ました。

 最初に、るろうに剣心の実写化って聞いたときは、あまり期待はしていなかったのですが、実際見てみるとなかなかよかったです。
 アニメの実写化の中では成功していると思います。

 原作とはストーリーやキャラ設定は変わっていましたが、実写映画なのでそこをつつくのは野暮というものです。
 ストーリーは原作のエピソード複数をうまくまとめていましたし、アクションもしっかりしててよかったです。

 ただ、外印と番神が観柳の部下なのは解せなかったです。
 キャラがまったく変わってるし、それなら御庭番衆でよかったのでは。
 そうすれば観柳さんがガトリングガンで無双して「金! これこそ力の証明、真の最強はこの私!」と名台詞を吐くシーンも入れれましたし(笑)。
 あれがないから、いまいちガトリングガンの凄さと観柳の下劣さが弱い気がするんですよね……。

 あと外印の小太刀のアクションがかっこよかったので、どうせなら蒼紫であれやって欲しかったです。
 続編で京都編をやるので、蒼紫や御庭番衆はそっちで出す関係かもしれませんが。

 ストーリーとしては鵜堂刃衛がラスボスで、刃衛との戦いはほぼほぼ原作に忠実に再現されていたので、刃衛戦をメインで描きたかった映画なんだろうなーと思いました。

 そういえば、心の一方って実在した技みたいですね。
 技の内容も作中と同じで、瞬間催眠術的なものだとか。驚きです。

 実写映画版るろうに剣心は、続編の京都編が制作されるそうですが、志々雄さんを藤原竜也が演じるとか。
 ちょっと童顔すぎるのではと思ったのですが、志々雄さんの場合包帯巻けば顔は関係ないので問題ないかもしれません。
 演技力はある役者なので、あとは声が合うかどうかが気になるところ。
 十年前なら宗次郎の役とか、この上ない適任だったと思いますが。

 前後編ということでかなり力を入れるみたいなので、期待です♪


※この感想は、サイトの初期、複数人で管理していたころに書かれたものです。書いたのはクロックロではありません。

 

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