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『イカボード先生のこわい森の夜』〜トラウマアニメ〜
1949年発表(アメリカ合衆国)
監督、ベン・シャープスティーン 製作会社、ウォルト・ディズニー・プロダクション
首なし騎士
※イメージ画


 ニューヨーク近郊にある小さな村・スリーピーホロウ。
 そこに風変わりな教師・イカボード先生が引っ越してきた――。


 ※ネタバレ含む 



 子供のころのトラウマ作品。「首なし騎士」の物語です。
 『ミッキーのお化け退治』と一緒に何度も何度も観ましたが、怖くて森に入ってからのシーンはまともに観れたことがありませんでした。
 そんなわけでとても心に残っている作品です。

 〜登場人物〜
 奇妙な見た目と奇天烈な性格、だけどどこか憎めない主人公のイカボード先生。
 乱暴者だけど腕自慢で若者のリーダー格のブロム。
 大金持ちの一人娘で美しく村の男衆を虜にしているカトリーナ。

 面白いのは、主人公のイカボード先生含めて登場人物がみんな善人ではないところです。悪人というほどではありませんが、よくよく観ていると性格がよくない(笑)。そのまま特にツッコみもなく物語が流れていくところがまた面白いです。

 首なし騎士もですが、イカボード先生の扱われ方もインパクトがすごいです。村人みんなでその風体に注目、ブロム驚愕、馬や犬もびっくりして逃げる。題名に「イカボード先生」と入っているだけのことはあります。

 物語はイカボード先生が村に引っ越してくるところから始まります。風見鶏のような頭・かかしのような細い体と、珍妙な見た目なのに紳士で文化的素養が高く子供やマダムの人気者になるイカボード先生。
 そんなイカボードを最初は面白がってからかっていたブロムですが、カトリーナがイカボードに思わせぶりなふるまいを始めたことで本気で憎むようになります。

 カトリーナはこの物語のヒロインに当たりますが、男たちが自分を取り合う姿を見て楽しんでいるというかなりの性悪です。
「カトリーナにとって恋はただの遊び」なんて歌詞が作中にしれっと流れます。

 かといってイカボード先生やブロムが騙されている可哀想なキャラかといえばまったくそうではありません。
 イカボード先生はカトリーナの美貌にはもちろん、その財産にも目をつけています。結婚したら、カトリーナのパパが死んだら、財産がすべて自分の物になる……。
 カトリーナの家をあろうことか「大当たりのスロットマシーンだ!」と表現するところも。ゲスい、ゲスすぎる。
 畑のキャベツは札束に、麦の穂はコインに。このあたりの表現がとても面白いです。
 このシーンに限らず、全体的に言葉だけではなく映像による比喩表現が面白いところもさすがディズニーだなと思います。

 そして舞台はカトリーナの家で行われるハロウィンパーティに……。
 ブロムはイカボードに一泡吹かせるために、「首なし騎士」の話をします。
 さっきまでコミカルだったのに、空気が一変。恐ろしい雰囲気となります。
 この話の怖いところは、ブロム以外でも、さっきまでコミカルだったキャラが急にホラーモードに入るところです。まるで周囲の人がみんな別人になるようで。

 屋敷から村に帰る途中の森にはバケモノがたくさん。

「デブもいれば」
「ヤセもいるのよ」


 ギャグキャラだったマシュマロボディの女性が話に乗っかって一緒にイカボードを怖がらせるところが個人的には一番不気味でした。

 森の化け物の中で一番タチが悪いのが「首なし騎士」。首がなく、手には代わりにカボチャ頭を持っています。そして、自分の首を探し続けている……自分の首が見つからないなら、ほかの人間の首でもいい、手に入れる! もうカボチャ頭はいやだ! 理屈は通じない怖いやつ。

「理屈が通じない」というのは、世にも恐ろしいことの一つだと思います。

 首なし騎士に追いかけられたら、村との境目の橋まで逃げろ。橋の向こうまでは首なし騎士はやってこられないから……。

 そんな怖い話を聞いた後、イカボード先生は一人で森を通って帰られなければなりません。
 ってか、他の人はどうしたんだ? 家の方向が違うのか? 一緒に帰ればいいのに(笑)。

 森の中に入ってからのシーンは、怖くて怖くて子供のころは直視することができませんでした。
 大きくなってから観返すと、怖い雰囲気ではありますが、コミカルな表現も多くトラウマ克服できました(笑)。

 しかし、直接的な怖さは乗り越えられても、物語全体に漂う違和感や気味の悪さはぬぐえません。
 主要人物の性格の悪さ、唐突なホラーモード、そして最後のオチ……。

 カトリーナとブロムの未来も、イカボード先生のその後の噂も、村の人たちの見解も、すべてが最後まで気味が悪くて怖いのです。 最後まで見終えた後、冒頭の「今でもイカボード先生の幽霊が出ると信じている人もいるんですよ」という語りに戻ると、薄ら寒いものを感じます。

 この物語のおかげで、ハロウィーンと言えば「首なし騎士」を真っ先に思い浮かべます。



 ――でも、スリーピーホロウの村人たちは信じません。イカボード先生は、首なし騎士にさらわれたと思っているからです。




 
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