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『桐島、部活やめるってよ』〜古傷をえぐる作品〜
2012年上映(日本)
監督、吉田大八 原作、朝井リョウ

 学校一の万能男「桐島」が部活をやめることから、学内の人間関係に少しずつ不穏な変化が起こる。


 ※ネタばれあり 

 面白かったです。が、同時に腹立たしく、ストレスのたまる内容でもありました。

 体育会系、文化系、リア充、非リア充の関係が妙にリアリティある描き方をされていました。
 ちなみに自分は文化系かつ非リア充でした。
 今でいうところのスクールカーストの、上位が下位を虐げる様がやたらリアルで、学生時代を思い出してイライラしっぱなしでした(笑)。
 映画部がうまくいかない感じは、演劇部だった知人を思い出しました。
 そうそう、こういうのでもめるんですよね、学校(顧問)側と生徒側は……。
 自分は美術部だったのですが、抽象画はNGでとにかく写真や実物を見て描くことを徹底させられていました。
 当時はその縛りがイマイチなぜかわかりませんでしたが、やっぱりまずは基礎をやらないといけないんですよね。
 今はあの当時、やらされたことが力になっているなと感じています。
 だから、顧問はいやな奴に見えるけれど、一概に間違っているとも言えなくて……ここのところは難しい問題だと思います。
 生徒のやりたいことを優先してあげ、それを全力でバックアップするというのも素敵だと思いますし。

 前田のマニアックな映画の趣味がかなりツボでした(笑)。
 カスミとイイ感じだったのに、実は彼女はチャラ男と付き合っていた……という事実!
 なんて残酷なのかと思いました。

 それから、この映画はかなり構成が面白いです。
 同じ場面を違う視点から何度も描いています。
 群像劇ですが、複雑にはならずとてもわかりやすかったのは監督の腕のなせる技でしょうね。

 屋上での映画部の逆襲にはスカッとしました。
 が、結局は体育会&リア充たちに負けてしまったのは映画の中ながら、悔しくて仕方がありませんでした。
 スクールカーストの上位だった人間たちは「俺たちも大変なんだよ!」というだろうが、それこそ、こちら側(下位だった人間)からすれば「だからって俺たちの隕石を蹴っていいのかよ!」なんですよね。
 あちら側(上位)の悪行を許せるようになるには、自分はまだ若すぎて、終始腹の立つストレスのたまる映画でした(笑)。
 ※もちろん体育会系&リア充が全員ひどいという話ではなく、下位の人間を虐げる行為の話です。
 それは自分が映画部側の人間だからそう思っただけで、サナやヒロキ側の人間もたくさんいて、それぞれの悩みに感情移入して心を揺り動かされたことでしょう。
 いろんな立場の人間だった人間が感情移入できる映画というのはすごいと思います。

 救いは、最後にリア充グループ男子の一人(ヒロキ)が、ゾンビたちと触れ合って少し目覚めるところでしょうか(あと、カスミがサナにビンタするところ)。

 また、この映画は主題歌がとてもよかったです。
 『陽はまた昇る』(高橋優)
 頑張ろうっていう気持ちになる歌です。

 それから、なぜか『愛と幻想のファシズム 』に内容がリンクしました。
 たぶん、あの青春の苦い感じが、ゼロとトウジとフルーツを思い起こさせたんだと思います。
 自分の中ではあの作品は青春小説なので(笑)。
 ヒロキとトウジがかぶりました。
 桐島+前田がゼロという感じです。
 前田がゼロ、桐島がフルーツもありかも。

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