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文楽補助金、満額条件に届かず……大阪
〜必要ないが故の価値〜
2013年1月28日報道

 
 28日、国立文楽劇場(大阪)が発表した今年度の文楽公演入場者数の集計結果が、大阪市の掲げる指標にわずかに届かなかった。
 入場者数は、10万3793人で、
前年度比から13・5%増だったものの、来年度以降の補助金の指標に掲げられていたのは10万5000人だった。
 これは同劇場が制作・開催した計4回の本公演と鑑賞教室の入場者の総計であり、10万人を超えたのは開場25周年の記念公演が開かれた2009年度以来3年ぶりだった(歴代では11位)。
 橋本徹市長は6月に補助金凍結を表明したが、現在は条件付きの補助金支給となった。
 市は、文楽協会運営の補助金2900万円について、インセンティブ方式の導入を決めている。インセンティブ方式では、観客数に連動して、年間10万5000人以上で満額、動員が減るのに合わせて減額され、9万人以下となると補助金の支給はない。支給額が反映されるのは来年度の入場者数となる。
 夏休み公演、11月公演、初春公演では好成績だったものの、、4月の公演と鑑賞教室で前年度を下回ってしまったことが影響した。


 文楽は伝統芸能である。お金の絡むエンターテイメントではない。
 むしろお金ではない価値があるからこそ、行政で保護していきましょうという話ではないのか。
 以前は文楽の中身について「つまらない」と文句をつけていたが、それは橋下市長の価値観の押しつけでありただの好き嫌いである。
 なぜこのような発言をするのだろうかとずっと考えていたが、思うに、橋下市長のやりかたは体育会的すぎるのではないだろうか。
 スポーツというのはルールが決まっており、練習の過程が多少違ったとしても、ゴールは同じだ。
 しかし芸術はそうはいかない。これが正しいという答えがなく、多種多様の方向性に進んでいくものだ。
 個人の好き嫌いでそういう感想が出るのは仕方がないが、市長というだけで一個人の意見を強要するのはいかがなものか。
 技術的なことに対する指摘ならば甘んじて受けなければならないが(文楽の素人である橋下市長にそれは難しいだろう)、内容に関しては余計なお世話だろう。
 体育会的に考えると、答えは一つなはずだから、「自分がつまらない=客観的につまらない」になるのではないだろうか。
 橋下市長自身がもともとラグビー部出身であり、体育会系なので、考え方がその方向になってしまうのは仕方がない。
(スポーツについての認識が誤まっていた場合は申し訳ない)
 ただ、文化系には文化系に合わせた考え方をしていかないと、どんどん反感を買うばかりだと思う。
 大げさな話だが、このまま彼に文化事業を任せたら、日本の文化は破壊しつくされてしまいかねないとさえ思う。


 究極、文化というのは生きていくうえでなくてもいいものなのだ。その文化をどれだけ維持できるかということが、生きるために生きる動物と、生きることを楽しむ人間の違いであり、国のレベルの決めてだと思う。
 文化・芸術というのは、経済観念の外にあるからこそ、尊いのだ。


 財政危機で補助金が出せないのならば、素直に「財政難で補助金を今まで通り出せません。財政が建て直しできるまで少し削らせてください、ご理解とご協力をよろしくお願いします」と言えばいいのだ。
 なんだかんだと理由をつけて文楽が悪者のような言い方をするのは間違っている。
 もし文楽協会の中で無駄なお金の使われ方がされているのなら、それを指摘すべきで、中身に対して文句をつけたのは得策ではなかった。そのせいでかなり反感を買ってしまったと思う。 



 橋下市長がまったく評価できないとは言わない。
 しかし今の考え方のまま文化事業を進めるようなら、自分は絶対に支持できない。

 関連ニュース
 http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20130128-OYT1T00672.htm?from=ylist
 http://news.nifty.com/cs/headline/detail/yomiuri-20130128-00672/1.htm
 http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0128/ym_130128_9203443988.html

 
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